診療案内 寄生虫など
回虫
回虫です。
胎盤感染(妊娠中に子供に感染する)しますので子犬、子猫で見つかることが多いです。
飼い始めたら一度、検便をすると良いでしょう。
一見すると輪ゴムの様な感じです。
瓜実条虫
「うりざねじょうちゅう」です。
肛門周囲や便についていて動いている事があります。
乾燥するときゅうりの種みたくなります。
この寄生虫はノミを誤って飲み込む事により感染するので駆虫剤だけでなくノミの対策も一緒にする事が大切です。
条虫の繋がった状態です。
通常は上の写真の様に節(竹の節の様につながっているので)部分で切れて肛門より出てきます。
ダニ
ダニです。
吸血すると膨らむのでわかりやすいと思いますが無理して取ると頭の部分が動物に残ってしまうこともあるので病院で取ることをお勧めいたします。
ウサギの尿石症
犬や猫の尿石症は有名ですがウサギにも時として認められる場合があります。
ウサギの頚部潰瘍
ウサギの頚部に発生した潰瘍です。
投薬で軽減するものの投薬をやめるとひどくなるため手術により患部を除去し現在は毛も生え良好に推移しています。
マイクロチップ
動物の身元確認の為のマイクロチップを埋め込む為の注射器です。
マイクロチップには飼い主の情報等が入っており迷子等になっても直ぐに照会されます。
子犬や子猫でも問題なくできます。
当院でも実施できますので詳細等お問い合わせ下さい。
飼い主のいない猫(地域猫、ノラ猫)対策
練馬区の事業で飼い主のいない猫(地域猫、ノラ猫)対策と言うのがあります。
ボランティアの方がエサをあげる代わりに避妊や去勢の手術も行うと言うものです。
避妊、去勢が行われた印に耳の一部をカットします。
ですのでノラ猫で耳の一部が写真の様にカットされているのは手術済みという目印になりますのでその子達を温かい目で見てあげてください。
上の写真の症例とは別の猫です。
切り取った耳の一部です。
練馬区では左耳をカットします。
シルマーテスト
涙の分泌量を計測する試験紙です。
乾性角結膜炎(いわゆるドライアイ)の検査の際に利用しまう。
尿検査
尿検査の試験紙です。
尿を検査することにより出血、糖の有無の他、体の状態を知ることができます。
専用の採尿器ではなくてティッシュやコットンにたっぷり染み込ませてきていただければ多くの検査ができます(ちなみに猫砂やおしっこシートだと検査できません)。
凍結療法
イボ、角化症、乳頭腫などの小皮膚病変が安全、簡易、短時間で除去できます。
麻酔も必要なく2,3分の処置でできます。
輸出検疫申請書類作成
海外に犬や猫を連れだしたり(輸出)、連れて戻ったり(輸入)する場合は事前に農林水産省動物検疫所に申請が必要になります。
海外に連れ出す場合には日本から出る条件と外国に入る双方の条件を満たさないと動物が外国に入国できなくなります。
条件は各国違いますので完璧な書類が要求されます。
今回はフィリッピン向けの書類を作成しました。
内部および外部寄生虫の処置、混合ワクチンの接種、狂犬病ワクチンの接種等で日付、詳細等の一部が欠けていても問題になります。
大学卒業後、動物検疫所に勤務していたのでこういう書類は完璧に仕上げることが可能ですので輸入や輸出の際にはご相談ください。